熱とは物体の動きに因る

熱とは突き詰めていくと、それは物体を動かすエネルギーに集約されていきます。たとえば水は水分子が集まった構造を取っていますが、ゆっくりとしていると水は冷たく激しく動いていくと暑くなります。そしてある一定の温度になると固まったり、蒸発したりしていきます。固まる場合は自由に動けた水分子が動けなくなっていく「氷」の状態を指し、溶けると自由に動けるようになる「水」の状態になります。さらに自由な動きが見ず内部だけでなく空気中にまで飛び出てしまう状態を「水蒸気」という気体の状態になるのです。この物質の移り変わりをさせているのが「熱エネルギー」と呼ばれるもので、温めたり冷やしたりすることで物質に様々な作用をもたらします。