空気線図の読み方

建築設備に従事している人、もしくはその業界を目指している人の中には、全熱交換器の効率を考えるとき、空気線図をどのように読めばいいのか、分からない人がいると思います。そのような人のために、空気線図の読み方を解説します。
境界条件には、全熱交換器の熱交換率、外気の温度、湿度、室内の温度、湿度が書いてあります。熱交換器をとおる前の空気はOAとRAとなり、OAというのは外気温湿度空気状態で、RAというのは室内温度湿度空気状態となります。その2点間の直線状に全熱交換器をとおった後の空気SA及びEAがあります。
SA側の温度は、(外気の温度)-(外気の温度-室内の温度)×(熱交換器の熱交換率)で求めることができ、EA側の温度は、(室内の温度)+(外気の温度-室内の温度)×(熱交換器の熱交換率)で求めることができます。
湿度を求めるために、OAとRAの温度と、室内、外気の空気状態を一直線で結びますその線上にSAとEAの空気があります。
良く確認の上、実際の図をいくつも読んで経験を積むのがよいでしょう。